このことから、各船舶のニーズで共通していることは、その必要性の割合に違いはあるものの、風向・風速がトップで次いで波高を必要としている。しかし一般船舶と漁船、プレジャー船のニーズの違いは視程、うねりと天気である。一般船舶は3番目に視程を必要とし、同程度にうねりを必要としているが、天気についてはニーズの順位が低い。反対に漁船、プレジャー船は3番目に天気を必要とし、視程、うねりのニーズは低い。このアンケートの結果は船の大きさと関係があり、一般船舶では大型船のため操船のことを考えて視程の情報を考え、漁船プレジャー船は小型船が多いため、天気の影響を考えているためと窺える。